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低血圧

低血圧で困っています。血圧を上げる薬も飲んでいるのですが。

低血圧とは収縮期血圧が90mmHg未満をいいます。
90~99mmHgを境界血圧とし、100mmHg以上を正常血圧とします。

低血圧といわれた方の症状には次のようなものがあります。
朝起きられない、起きた後しばらくぼーっとして動けないなど動作開始が遅く、いわゆるエンジンの掛かりが悪い状態があります。また、姿勢を変えたときに「めまい」や「ふらつき」が起こることもよくあります。食事の後眠くなる、動くのがいやになる、夕食の後すぐに後片付けが出来ないとか、食事の後立とうとすると「立ちくらみ」がすることも。

起立性低血圧では、座っているときは正常血圧で、立ったとき低血圧になり症状がみられるのですが、進行してくると、座っていても境界血圧となり活動性の低下が目立ってきます。漢方医学では気虚という状態になり、日常生活に支障を来すようになります。根気が続かない、疲れやすく無理が利かないために仕事や勉学に困難が生じます。このような状態は気鬱になりやすく、悪循環を形成します。 西洋医学的には血圧が低いことだけが注目され、治療は血圧を上げる昇圧剤や下がりにくくする末梢血管収縮薬が使用されてきました。ところが、この病態では血圧だけの異常ではなく、体全体の反応性の低下があるために血圧だけいじっても改善ははかばかしくないのです。つまり、全般的な活動性を持ち上げてあげないと症状は改善しないのです。なお、甲状腺機能低下症ではこれらの症状と低血圧がみられますので検査をしておく必要があります。

低血圧の治療を漢方で受けたいのですが。

これまでのご説明でおわかり頂いたと様に、漢方医学では病態を気虚としてとらえ、全般的な活動性を持ち上げてあげる漢方薬を使用します。血圧をあげることはもちろん症状が軽減するようにその方にあった処方を選択します。
低血圧という病名で処方名が決まるわけではありませんので、診察することが不可欠であるのはいうまでもありません。